溺れる。
ふと、頭に浮かぶ光景。
あ、これ、なんの画だっけ。映画・・・アニメだったかな。
頭上の大樹からこぼれる光のきらめきも、
鮮やかなマリンブルーの海を見下ろすアングルも、
太陽に手をかざす少女のひざあたりで翻るワンピースのすそも
暖かさが伝わるような古い石畳の道も、とてもリアルだ。
どこで見たんだ?
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みていませんでした。
読んだのでした。
そしてその本が私にみせてくれた風景なのでした。
キラキラきらきら
ハレーションを起こしてしまいそうな色と光の洪水。
彼の小説を読むといつも、この波に溺れそうになる。
なんて気持ちいいんだろう。
溺れたくて、また読む。
うーん、快感。
皆さんも是非是非。
ただちょっと、痛みも伴うのでご注意を。
ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)
- 作者: 飛浩隆
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/10
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