夏場は大変そうだけど

下妻物語」を先に読んでいたのですでに下地はできていたものの、
こんなにすっかりやられてまうとは。うーん。

街で見かけるロリータファッションの女の子達は、
好奇の視線をものともせず、みんな真直ぐ前をみて歩いている。
・・・ような気がする。この本を読んだあとは特に。

思いを伝えること。
伝わる、伝わらないが大切なんじゃない。
伝え続けることが大事なのだ。
そして、心は必ず何かを感じることができる。
だからこそ、自分の心に嘘をついてはいけないのだ。

お洋服に対する愛。
自分の感性に対する信頼。
そしてそれを表現する勇気。
どれをとっても今の自分にはないものだなあ。

批判するのは簡単だけど、それじゃ何も生まれない。
理解は出来ないまでも認め合うことはできるはずだよね。
桃子とイチゴのように。


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同時収録の「ハネ」がまた、良いのだ。
最初、「ロリヰタ」の後日譚と思い込んでいたため
のっけから彼らの悲しい未来を想像して号泣する用意完了。
実際には全然別のお話だったのだけれどね。

もっと、彼の作品を読みたくなりました。