2007-01-01から1年間の記事一覧

夏場は大変そうだけど

「下妻物語」を先に読んでいたのですでに下地はできていたものの、 こんなにすっかりやられてまうとは。うーん。街で見かけるロリータファッションの女の子達は、 好奇の視線をものともせず、みんな真直ぐ前をみて歩いている。 ・・・ような気がする。この本…

友よ!

心の動き、それも激しい動揺だけでなく ちょっとした心情の変化や、なんとなく、という程度の心の移ろいを とても丁寧に描く人だなと思う。 それがとても心地よくて、ああもっと読み続けたいなあと思うのに 夢中でページを繰ってあっという間に読み終えてし…

弱さを知る。弱さと知る。

いきつけのBarで、いつもの酒を頼む。 いつもと変わらぬうまい酒を、いつもおんなじ顔のマスターが いつものように目の前に置いてくれる。 長いながい時間のあとで、やっと私が手にした場所。 それも、いつなくしてしまうかも知れない危うい蜃気楼のようなオ…

好みまで似てる気が。

こんな風に読書感想文(小学生か)など書いていると、 世の書評家といわれる方々の凄さがホントよくわかります。すんごくおもしろい本に出会ってみんなに是非読んでほしい!と思っても、 「これ、ものすごくおもしろいから、いいから読んで読んで」 これじゃ…

情熱と食欲の間

憧れとか、 そんな甘い言葉では言い表せないくらいの、宇宙への強い想い。 いや、想いですらないかも知れない。欲求?本能? それはどれだけの犠牲を払ってでも成し遂げたいと、 理性の領域を軽々と超えてくるものらしい。 沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA…

男も女も

食わず嫌いは一生のソン。 そう思ってきたはずなのに、なぜか敬遠していたこの人。水滸伝 4 道蛇の章 (集英社文庫 き 3-47)作者: 北方謙三出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/01/19メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (61件) を…

今年も出たよ

SFが読みたい!〈2007年版〉発表!ベストSF2006 国内篇・海外篇作者: SFマガジン編集部出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/02メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (48件) を見るこれを見て思ったのは、去年ほんっとに本読んでないなあとい…

若者よ、急いでくれるな。

真犯人が最初から明かされていて、 犯行場面の描写があり、 大抵の場合犯人の視点でストーリーが進み、 探偵なり警察なりが真相を暴いていく。自分の好きなこのタイプの推理小説が 「倒叙モノ」といわれる形式であるのを この本の解説で初めて知った。青の炎…

21日はひろしま男子駅伝だ

マラソン解説者の増田明美さんが好きだ。かつて、彼女の走る姿をTVで見ていて 涙があふれて止まらなくなったことがある。ただ走っている人の姿が、なぜこんなにも胸を打つのか。 走っている人の姿は、なぜこんなに美しいのか。 自分でもなぜ泣いているのか…