ジャケ買いでした。

ナニが楽しいって、
既知の事実であるかのごとく詳細に語られる異世界の冒険譚を
居心地のいい場所でぬくぬくと読みふけるこの快感。

この快楽を最初にもたらしてくれたのが
ジャック・ヴァンスの「魔王子シリーズ」だった。
ストーリーの面白さ、ディテールの緻密さ、ユニークさ。
すっかり夢中になって、本がぼろぼろになるまで繰り返し読んだ。

「竜を駆る種族」が復刊と聞いて本屋へ行く途中、
いつも立ち寄る古本屋が在庫整理のバーゲン中。
どれどれと覗いてみると、100円均一の箱にジャック・ヴァンスの名前が。
「冒険の惑星」1〜4巻。そそられるタイトルではないですか。
これも何かの縁と購入。

年の瀬に、正月休みの間に読みたい本を買い溜める。
これもまたわくわくする楽しみの一つであります。
あーどれから読もう。

竜を駆る種族 (ハヤカワ文庫SF)

竜を駆る種族 (ハヤカワ文庫SF)