情熱と食欲の間

憧れとか、
そんな甘い言葉では言い表せないくらいの、宇宙への強い想い。
いや、想いですらないかも知れない。欲求?本能?
それはどれだけの犠牲を払ってでも成し遂げたいと、
理性の領域を軽々と超えてくるものらしい。


沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)

沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)


そんなにも激しいパッションを変わらぬテンションで保ちつつ、
なお冷静で居続けること。

宇宙飛行士に求められる条件の過酷さはハンパじゃないだろうに。
それでも彼らは宇宙への憧憬を失うことはないのだろう。
まさに、「ウは宇宙船のウ」だ。


でもなあ。
味気ない流動食だけで10年間も耐えられるものかしら。
まあ、ビールなしで半月も耐えられない私が考えたって仕方ないか。